復職の時に悩むポイントのひとつとして、保育園選びがありますよね。
子どもが毎日通う場所だから、子どもが楽しめることはもちろん、できるだけ親の負担が少ないことも重要です。
わたしの子どもは0歳児の時に保育園に入園し、転園を経て2つの園を経験しました。
保活激戦区ということもあり、0歳児の入園前は5園ほど見学に行きました。
そこで今回は、2つの園に通った経験から保育園を選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
2つの園に通った経験から、保育園選びのポイントをご紹介します!
保育園選びのポイント7選
- 通いやすさ
- 持ち物
- お外遊び
- 延長保育の時間と料金
- 送迎時の受け渡し方法
- 活動内容
- 園の雰囲気
通いやすさ
保育園を選ぶ時に最も重要なポイントです。
どんなにお気に入りの園でも、毎日の送迎の負担が大きいと転園を考えることになってしまう場合もあります。
自宅や最寄駅からの近さだけでなく、通いやすい動線上にある園なのかが重要です。
生活スタイルによっては、園の近くで買い物ができることや、小児科や耳鼻科が近い方が良い方もいると思います。
ちなみに我が家の子どもが通った2つの園は以下のような条件でした。
自宅からの距離 | 園周辺 | 駅からの距離 | |
1つ目の園 | 自宅から自転車で12分 | スーパーあり 小児科なし | 徒歩13分 |
2つ目の園 | 自宅から徒歩数分 | スーパーなし 八百屋あり 小児科・耳鼻科あり | 徒歩15分 |
私の場合は自宅で仕事をし、買い物はネットスーパーを活用するので、園周辺に買い物スポットがなくても自宅から徒歩数分の2つ目の園が通いやすいです。登園前や降園時に耳鼻科や小児科に寄るのも楽なのでとても気に入っています。
特に雨の日に自転車で送迎するのは大変なので、徒歩で通えるのはすごく有難いです。1つ目の園の時は送迎が結構苦痛でした。特に雨や寒い日は大変でしたね。
逆に買い物をする方など、自転車の方が荷物を運ぶのが楽だという場合もあるでしょう。
長いと6年間通うことになる園なので、毎日の通いやすさは1番重視するポイントです。
自分にとっての通いやすさをよく考えて保育園を選ぶことをおすすめします。
持ち物
持ち物は登園のしやすさにかなり影響するので、確認しておきたいポイントです。
特に「オムツ」と「お昼寝布団」はチェックしておくべきです。
オムツ
まずは、紙おむつか布おむつかを確認しましょう。
布おむつの場合は使用済のものを持ち帰って、洗濯してまた持参するという工程が必要な場合があります。
紙おむつの場合でも、1パック持参してパックにだけ名前を書けばいいのか、おむつ1枚ずつに名前を書くのかなど違いがあります。1パックでの場合、名前を書くのは簡単ですが持参するときは荷物になります。
また、園で外部業者にオムツを注文してお金だけ支払うケースもあります。
使用済みオムツに関しても、園で処分してくれる場合と、自宅に持ち帰って処分する必要がある場合があるので要チェックです。
お昼寝布団
お昼寝布団も荷物になるので、しっかりチェックしておく必要があります。
布団セット1式を週初めに持って行くケースや、バスタオルを数枚持って行く、希望する場合は保育園内で外部業者に布団のレンタルを依頼できるなど、いろいろなケースがあります。
布団はすごく荷物になるので、個人的には、できる限り少ない荷物で対応できることをおすすめします。
月曜日が雨の場合、布団を持参しなければいけないとなるとかなり大変です。
その他、大きな荷物にはなりませんが、毎日の持ち物で気になるものは事前にチェックしておいた方が良いでしょう。
参考までに私が経験した2つの園での持ち物をご紹介しておきます。
- 哺乳瓶、スタイ(乳児期のみ)
- 水筒(家庭でお茶か水を入れて持参)
- 口拭きタオル
- 歯磨きセット
- 着替え
- ビニール袋
- 鍵盤ハーモニカのホースと吹く部分(家庭で洗浄が必要)
- 帽子(週初めに持参)
- 連絡帳
負担にならない荷物で通園できるのが理想ですね。
お外遊び
園庭があるかないかを気にする方は多いですが、それよりもどのようにお外遊びをするかをチェックすると良いと思います。
園庭があっても、園庭でどんなことをするのかが重要です。
園庭がある場合、ない場合、それぞれ次のことはチェックしておきたいです。
園庭がある場合
- 園庭でどんなことをして遊ぶのか(遊具やお砂場遊びはするのか)
- お散歩や公園には行くのか
- 全園児同時に園庭遊びをするのか、その場合狭くないか
園庭がない場合
- お散歩や公園にはいくのか
- 外遊びの頻度はどれくらいか
我が家の場合は、1園目が園庭なし、2園目が小さめの園庭あり(遊具なし)の園でしたが、結果、どちらも満足しています。
私が感じたそれぞれの良かった点、悪かった点をご紹介します。
園庭なしの良かった点
①雨の日以外、毎日お散歩や公園に連れて行ってくれた
歩かない赤ちゃんの時期から、公園にお花見やお砂場遊びに連れていってくれました。電車や消防車を見にいったり、毎日午前と午後に色んな公園に連れて行ってくれて意外と外遊びが充実していました。
②交通ルールを学ぶことができる
歩けるようになると、お友達と手をつないで毎日公園まで歩いて行っていました。
道の端を歩くこと、信号の渡り方、曲がり角では1度止まるなど、先生に見守っていただきながら交通ルールを学ぶことができるのは非常に良い点でした。
園庭なしの悪かった点
①プールや水遊びがしにくい
我が家が通った園では、園のエントランスの部分でビニールプールやたらいに水を溜めて水遊びをさせてくれました。外からも見えないようにすだれを掛けてくれていて、感謝しかありません。
我が家の場合、まだ1歳だったのでこれで十分でしたが、幼児になると物足りないかもしれません。
②運動会は保育園とは違う場所になる
園庭がないので、地域のグランドを借りて運動会を開催してくれました。
我が家の場合は自宅からグランドが遠くなかったのですが、園とは距離がある場所だったので、自宅がある場所によっては遠い方もいたかと思います。
園庭ありの良かった点
①気軽に外遊びができる
制作の後の少しの時間や、小雨がぱらついている日でも園庭で外遊びさせてもらっています。
コロナのピークの時期は他園の園児と交わることがないよう、公園には行かなかったのですが、園庭があったので外遊びは継続することができていました。
②園庭を使ったアクティビティができる
大き目のプールを設置してのプール遊びや、水遊び、泡あそびやボディペインティングなど濡れたり汚れたりする遊びを園庭で思いっきり楽しませてもらっています。
また、園庭にシートを敷いて遠足風に給食を食べたり、園庭を使って夏祭り、盆踊りなどのイベントもたくさんあります。
園庭ありの悪かった点
①園庭が狭い
あるだけで有難いのですが、我が家が通う園の園庭は狭いので4・5歳児が毎日遊ぶには物足りないです。
ただ、週に3回ほどは公園に連れていってくださるので、我が家の場合は全く問題はありません。
小さめの園庭の園の場合、公園やお散歩に行くかどうかは確認しておいた方が良いでしょう。
延長保育の時間と料金
延長保育の始まりと終わりの時間や、料金は園によって違います。
延長保育をお願いする場合は、確認しておかなければいけないポイントです。
当日に延長保育をお願いできない園もあるので、いつまでにお願いすれば延長保育が可能かも確認しておきましょう。
捕食や夕食が出る場合、いつまでにお願いすれば提供してもらえるかも重要な確認ポイントです。
また、延長料金の支払い方も園によって様々です。
我が家の1園目は、お迎え時に料金ぴったりを現金で支払うシステムでした。
2園目は後日に指定口座から引き落とされるので楽ちんです。
送迎時の受け渡し方法
送迎時の子どもの受け渡し方法も園によって異なります。
細かいことですが、毎日のことなので事前に知っておくと安心です。
玄関先で子供と荷物をお渡しするだけのケースや、クラスの部屋まで入って行って荷物をそれぞれ指定の場所に準備しなければいけないケースなど様々です。
後者の場合、受け渡しに時間がかかるので登園時間に余裕を持たせておく必要があります。
我が家の現在通っている保育園の登園時は次のとおりで、手間がなく、受け渡しの時間も1分かかりません。
ですが、園の中の様子がつかみにくいので着替えやビニール袋のストックを把握したり、園内で子供達がどのように過ごしているかは分かりづらいです。
★今の園★ 登園時 所要時間1分以内
- 引き渡し場所は玄関
- 検温後、子どもと一緒に荷物をまるごとお渡し ※幼児は荷物を自分で準備・片づけ。乳児は先生が準備してくださります。
逆に、以前通っていた園では支度も保護者が行っていました。
受け渡し時に時間がかかりますが、室内での子供達の様子や、着替えのストックなどの把握がしやすいです。
★以前の園★ 登園時 所要時間5分程度
- 引き渡し場所はクラスの室内
- 検温後、荷物を指定の場所に準備する(口拭きタオル、歯磨きセット、タオル、連絡帳などをそれぞれ指定の場所に準備)
活動内容
英語、学習、体操など力を入れる活動も園によって様々です。学習はせず、遊ぶことに重点を置く園も良いですよね。
ご家庭の方針にあった活動を行っている園を選ぶと良いでしょう。
我が家が初めて通った園は、施設は狭く園庭もなかったのですが、ネイティブの先生による英語レッスンや、専門の先生による体操、ゴルフなど、魅力的な活動が人気の園でした。
現在通っている園は、体操、学習、制作に力を入れているようです。
保育園児とその保護者は平日忙しいので、他に習い事をしなくても園で取り組めるのは大きなメリットです。
園の雰囲気
入園前に確かめるのが難しい項目ですが、結構重要なのが園の雰囲気です。それも先生の雰囲気になります。
見学の際などに、先生同士の仲が良さそうか、笑顔か、しっかりと挨拶をしてくれるかなどは見ておいた方が良いでしょう。
難しい場合は、園長先生の雰囲気だけでも確認しておくべきです。
保育士は離職率が高く、年度の途中で退職するケースも多いです。雰囲気の悪い園は年度途中の退職者も多く、その度に子ども達が混乱します。
我が家が初めて通った園は施設も狭く、保育士の職場環境としては良くなさそうでしたが、園長先生はじめ先生方の雰囲気が良く、わきあいあいとしていて年度の最後まで退職者はいませんでした。
逆に現在の園は、職場環境としては良さそうですが、年度途中の退職者も多いです。
我が家の娘の担任の先生も、年度途中に2度変わりました。
ただ、気にしすぎる必要はないと思っています。
我が家が初めて通った園は、我が家が転園した後、園長先生が変わって先生方の雰囲気が一変し、ほとんどの先生が退職されたそうです。
今の園も入園当初こそ退職者が多かったですが、現在は落ち着いていて、突発的な出来事に対応できるようにするためか年長児でも担任が2名以上いて何かあっても安心なのかなと思います。
雰囲気はその時その時で変わるものなので、気にしつつも、あまり深刻にならない方が良いでしょう。
まとめ
今回は2つの園に子どもを通わせた経験から、保育園選びで押さえておきたいポイント7つをご紹介しました。
保育園選びに絶対はないものの、お子さんが毎日通う園だからこそ後悔しないように選びたいですね。
お子さんと保護者のみなさんが楽しく元気に通える園を探す参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。